就労自立給付金とはなんぞや?
またもや久々のBlog更新です。
新しい職場は無事続いておりまして、仕事はキツいけど充実した生活を送っています。
私はそれまで生活保護で生計を賄っていたのですが(妻のバイトの収入があったので差額を補う形での保護受給であった)この度1月1日で生活保護廃止となりました。
パチパチ。
で、ケースワーカーから「実は就労自立給付金というのがあって、半年分の収益の10%+3万円が申請すると給付されるんですよ」というおいしい話が。
どう言う事かというと、今まで生活保護で「8つの扶助」を受けていたわけですが、
まぁここでおさらいすると。
・生活扶助
・住宅扶助
・医療扶助
・生業扶助
・教育扶助
・介護扶助
・出産扶助
・葬祭扶助
この8つなのですが、これがいきなり打ち切られると生活が成り立たなくなる事を鑑みて、給付金を給付するというものです。
金額は先ほど書いたとおり過去6ヶ月の収入の10%+単身なら2万円、2名以上の世帯なら3万円、上限が単身なら10万円、複数世帯なら15万円給付されます。
ここまでならネットで調べると出てくる情報ではあるのですが、ここからが重要な情報。
詳しくはこちらのサイトに出ています。
以下抜粋。
6 申請による支給の決定
(1) 支給機関は、氏名及び住所又は居所、保護を必要としなくなった事由等を記載した申請書により支給の申請があったときは、支給要件に該当するかどうかを判断した上で、支給の金額及び方法を決定し、書面をもって通知すること。各種書面の様式の標準は、「生活保護法施行細則準則について」(平成12年3月31日付け社援第871号厚生省社会・援護局長通知)を参照されたい。
なお、当該申請書を作成することができない特別の事情があるときは、この限りでなく、申請者の口頭による陳述を聴取し、必要な措置を採ることで申請書の受理に代えることとすること。
(2) 支給機関は、安定した職業に就いたこと等により保護を必要としなくなる場合は、給付金の申請等について助言するなど、被保護者の申請が確実に行われるよう支援すること。
(3) 支給の決定の通知は、速やかに行うものとし、標準処理期間は、申請のあった日から起算して14日以内とすること。ただし、就労収入の状況の調査に時間を要する等特別な事由がある場合には、これを30日以内に行うこととすること。
なお、この場合には、決定を通知する書面にその理由を明示すること。
なんと基本申請してから14日以内に給付金がもらえるのです。
これは貰わない手はありません。
もし就労して保護廃止になった場合は必ず申請しましょう。
本来給料など安定した収入があるはずなのでこの給付金が早急に必要となる事案は発生しないはずなのですが、貰えるものは貰った方がお得。
万が一ケースワーカーがごねたらこのHPを参考にして下さい、必ず貰えるものです。
また2ヶ月とか3ヶ月か遅れるものでもありません、きちんとケースワーカーに確認して給付金を貰いましょう。
新・就労移行支援182日目
え〜スゲ〜しばらくぶりです。
このままフェードアウトにしようかと思いましたが、色々思うところもあり、今回更新する事にしました。
結論から申しますと、就職が決まりました(パチパチ)
まぁ今まで大変でした、途中職員の支援方法がおかしいと管理者に噛みつきまくったり大揉めしたりとかもしてたんですが、結局「自分で探し、自分で動き、自分で見つける」という行動の結果だったりします。
業種は念願かなって就労移行支援の職業指導員です。
まぁそれまで色々苦労はありまして、以前の就労移行支援の時も合わせると15社くらい不採用通知を貰っています。
正直疲弊してしまいますね、コロナ禍で雇い切りなどもあって世間の雇用が冷え込んだのも大きなダメージでした。
それでも真面目にコツコツと就活をしていた時、indeedで求人募集を見つけたので応募してみたのがきっかけでした。
是非面接がしたいとの返事をもらったのですが、「当日は平服で構いません、当社は服装で面接の合否は決めません」という一文が書いてあり、これはなかなかの会社かもしれないと思いつつも逆に「トラップかもしれない」と勘ぐっていつものバリバリリクルートスーツで行きました。
面接は管理者と所長の2人だったのですが、ほぼ完璧な返答だったと思っています。
まさに「やりきった」って感じでした、これで落ちたら私より良い人がいたんだろうとあきらめが付く程度にはやり切れました。
で、3日後。
メールで合否の結果がきたのですが、実は「不採用」だったんです。
でもその後に「実はどうしてもドラゴンさんのお力になりたいと思いまして、もし1〜2ヶ月後でもまだ就職が決まっていませんでしたら私にメールをください、お力添えができればと思います」と管理者からありがたい文章が書かれていたのです。
早速メールのお礼と不採用通知が残念だった件、それともう15社近く不採用通知を貰っており、応募する会社すらなくなってきている旨をメールしたのです。
すると「それでは今一度就職の件についてお話がしたいと思うのですが、真面目なところで真面目な話をしても真面目な答えしか出来ないので、真面目な話を不真面目なところでしませんか?」と返信が来まして、お酒の席に誘われました。
不採用だったのに(笑)
こちらとしては困惑するばかりですが、これも何かの縁だと思いお誘いをお受けして、指定された当日に待ち合わせ場所に行きました。
すると面接の時にいた所長がいまして、「管理者は10分ほど遅れてきますので、先に行って飲んでいましょう」と言われる。
私はてっきり2人で飲むもんだとばかり思っていたので頭は???だらけ。
居酒屋の小上がりに座ってビールを飲んでいると管理者の方がやってきて改めて乾杯。
そこで初めて明かされました。
「ドラゴンさん、うちで働きませんか?」
え?だって不採用だよ?ドユコト??
「実は面接の時、どうしてもドラゴンさんの事が気になって仕方がなくて、うちで取りたかったんですが、実は女性職員が欲しかった理由もあり、不採用にしたんです。」
「でもメールでのお話も伺い、未経験ということもあるので見習い期間も兼ねて1年契約社員からスタートでどうですか?1年後無事に勤務出来ましたらその後は正社員で雇用しますので、どうですか?」
というとてもありがたい言葉が。
速攻でお受けしましたよ、断る理由ありませんもん。
こんなことってあるんですねぇ、人生のサイコロってどこで転がるか分からないもんです。
そんなわけで9月いっぱいで就労移行支援は終了、10月から仕事が始まる事になりました。
めでたしめでたしではあるのですが、これも最初の意思を変えず障害者福祉の仕事を目指し続けた結果が実を結んだものだと思います。
これからは精神疾患の経験もあるプロの職業指導員として頑張っていきます。
応援していただければ幸いです。
あと、過去に経験した就労移行支援というものの良いところ、悪いところなど、利用に関するメリット・デメリットについてまとめたものをアップしようと思います。
今後障害者が就労移行支援を利用して就職を目指す人に役立つ情報となればと思います。
そんな訳で10月から頑張ります!!
新・就労移行支援37日目
久しぶりのBlog更新です。
新しい移行支援への通所を続けているのですが、正直大失敗です。
何が失敗かというともう幼稚園なんですよ。
就労移行支援とは「障害者が最大2年という期間に一般企業への就労を目指す」場所なわけですが、ここの就労移行支援はこの就労を目指す訓練をしないんです。
厳密には「しようと思えば出来るけど個人の自由」で、じゃあそれ以外の人は何しているの?というと、犬の服のクリーニングとかポスティングなどの軽作業。
いやいや、ここはB型作業所か?
当然そんなものには一切参加せず、黙々と個人で求人検索やハロワへ通ったり書類作成などをやっているんですけどね、もう孤立してますよ。
ってか他の幼稚園児達と一緒になんてやってられないんですよ、こっちは1日でも早く就職したいし、その為に移行支援で就職活動してるんだから、そんな軽作業やら謎の学級会もどきに参加なんぞしていられないんですよ。
ここの事業所は年度の就職率が高い事業所なので選んだ部分はあるのですが、就職率が高い理由というか仕組みが通所してみてよく解り、「基本パートでの就職」なんですよ。
だから数だけは数字として就職率として上がるし、そして長続きせず、すぐ辞めても事業所の実績なんです。
使い物にならない障害者は2年間飼い殺しで、その後B型事業所にでも行くんでしょうね。
ほぼそのための訓練に近いし。
また、社会性のある利用者はどんどん自分で就職を決めて行ってしまうので事業所に残らないんです、幼稚園にいるのは簡単に言えば「売れ残り」なんです。
だって個人訓練目標に就職活動が盛り込まれていないんですから、訓練もしませんよ。
幼稚園幼稚園って言ってますけど、どれくらい幼稚園かというと、個人訓練と振り分けられた時間は何をしているかというと、「NINTENDO 3DS」「遊戯王カードゲーム」「マンガを読む」ですからね。
履歴書の書き方でも練習しろよって思うけど、そもそも就職歴がないので履歴書を書きようがない、当然職務経歴書も書けない、職務経歴書の代わりに書いてるのが自己紹介書なる書類、初めて見ましたよ、新卒者用の過去の遺物らしいんですが。
なので、就職を目指すという志があまりにも違いすぎるんです、温度差の違いがすごい。
皆さん、間違ってもこんな事業所を選んではいけませんよ。
絶対後悔します。
新・就労移行支援5日目
え〜通所を始めてから実は風邪をひきまして、未だに治っていないんですが、その間ハローワークの求人で障害者枠でB型作業所の指導員の求人があったので紹介状を発行してもらっていたのですよ。
その求人はトライアル雇用求人だったので、面接確定のはずなのですが、
なんと書類選考で落ちました。
トライアル雇用求人というのはハローワークが行なっている一定の条件を満たせば書類選考ではなく面接選考を実施することと厚生労働省が行なっている雇用制度です。
にも関わらず書類選考で落とすという考えられない対応。
それを電話で伝えられたのですが、流石に府に落ちないので、
「おたくはトライアル雇用求人の制度を理解した上で書類選考で私を不採用にするのですか?」
と聞きました。
すると「はぁ、まぁそうなんですが」と煮え切らない回答。
呆れ返って「解りました」と電話を切り、速攻でハローワークへ苦情の電話。
ハローワークの回答としてはその会社の採用担当の上司に厳重注意する、ということでしたけど正直ガックリです。
ちなみにその企業は「就労継続支援B型作業所 テスターズラボ」です。
ブラックなので要注意してください。
新・就労移行支援1日目
今年に入って波乱万丈な人生が続く中、3月5日から新しい就労移行支援事業所へ通所する事にしました。
今度は事業所選びを失敗しない様にと色々調べまして、なんと「福祉施設利用者の一般就労等に関する実態調査」ってのがありまして。
ここを見るとどこの施設がその年度に何名就職しているかを見ることができます。
で、ここで大手全国展開をしている企業以外(LITALICO以外)で就職数の多い事業所に見学へ行ったりしまして、新しい事業所を決めました。
正直以前の就労移行支援事業所はこのサイトを見ると一目瞭然で少なく、9名しか輩出出来ていません、全然ダメです。
そこで、札幌市内でトップクラスの事業所で、且つ通所をすることが比較的楽な場所を選んで、見学や1日体験をして決めました。
ただ、そこは障害が重めの人が目立ち、障害の軽い人との温度差が強めで私としては困惑するところもあるんですけど。
でも就職者の数字は嘘をつかないので私の知らないノウハウとかを持っているのではないかと思い、そこは期待しています。
さて、今度こそ無事就職出来るでしょうか?
こうご期待。
適応障害の再発
急な話なのですが、介護の仕事を退職しました。
理由としては
・仕事が想像以上にキツかった事。
・通勤距離が遠かった事。
・苦手だった利用者さんが何故か会社が違うのにいた事。
仕事がキツかったことは2年の介護ブランクがあるのに即戦力を求められ、矢継ぎ早にあれやこれや覚えろ覚えろと、どんどん仕事を教えられ、過去の嫌だった介護に対する苦手意識がフラッシュバックして適応障害が発症してしまったこと。
適応障害のせいで朝起きられなくなってしまいました。
その結果欠勤が続き、このままズルズルと籍を置いておくわけにはいかないので退職を決断しました。
これは以前のブラック企業へ通勤していた時は全く発症しなかったので、介護が完全に引き金だった事に正直困惑しました。
まぁ社長に「仕事は全然楽だから、買い物支援や居室清掃がメインだから」と言われていたのにガッツリ身体介助、それも要介護4、5ですからね、そりゃキツいですよ。
初日に入浴介助はなかなかやりませんよ?
次に通勤距離が想像以上に遠かった事。
これは勤務時間が8時間と言う拘束時間が長い勤務の中でほぼフル稼働、途中水分補給すら出来ない勤務でヘトヘトになった後に交通機関を除いた徒歩での距離が片道3km。
これは遠い、天気が良ければまだしも悪天候だったらもう通勤意欲が湧かない。
今回一番勉強になったのは「仕事選びで通勤距離はすごく重要」って事。
最寄駅からどれだけ近いか?これは重要です。
車があれば別ですけどね。
最後にこの「苦手だった利用者さんが何故かいる」
これは突っ込んで聞かなかったんですけど、5年前に私がいた事業所で要介護度5の利用者さんがいたんですが、手足の硬直がすごくて、私はすごく苦手としていたんです。
脳性麻痺で話すことも出来ず意思疎通は全く出来ない状態。
食事も当然食事介助でないと食事が出来ず、嚥下もかなり難しい状態で食事時間だけで1時間はかかる人だったんです。
で、3年経ってまさか会社が違うのに出社したらいるんです、もうビックリ。
もう当然そこの利用者で一番症状が重い人だからその人メインで身体介助をやらされる。
もう苦手で苦手でたまりませんでした、普通会社が変われば利用者も変わるからまだなんとか気持ちも切り替えていけるもんですけど、多分引き取ったんでしょうね、子供が金持ってるって話は聞いてたから。
ってか本来なら特養に行くべきレベルの利用者さんでしたからね、以前も何故かサ高住の小多機で引き取っていたくらいなんで、特養の空きが無いのかもしれませんけど。
特養レベルの利用者さんを普通の住宅用浴槽で風呂に入れるとか、そりゃ無理も生じるでしょう。
そんな訳で聞くと見るとでは大違いってな訳で職場が肌に合わず、加えて適応障害&鬱病の再発で仕事を辞めました。
もう就労移行支援も退所してしまったし、しばらく就活はお休みします。
少し休養期間を置いてから新しい就労移行支援を見学してみて、移行支援は1年利用可能なので就職に力を入れている事業所を見つけたらそちらで就活をしてみようと思います。
以前いた就労移行支援はてんでダメなクソ事業所でしたので。
ダメ事業所についても近々書いてみようかと思います。
就労移行支援263日目
え~話は急ではあるんですが。
再度就職が来まりました~!!
パチパチ。
今回はちゃんとした会社です、ブラック企業ではありません。
でもまた介護に出戻りなんですけどねぇ~。
当然希望はしてませんでした、介護のせいで腰壊したし。
最低でも身体介助のキツイところでの就労をするつもりはありません。
で、そんな私が何故再び介護の仕事に就くことを選んだのかと言いますと。
一番最初に介護現場に就いた時の元上司からヘッドハンティングされたから。
私が介護の現場にいたときに一番印象が良かったホーム長だったんですが、その時の会社の社長とケンカして退社してしまったんですよ。
プライベートでもお酒を飲んだりしていたので仲も良かったので残念な思いをしていたのですが、例のブラック会社事件があった3日後くらいにFacebookのお友達登録で連絡が来まして。
「今も介護の仕事してるんですか~?」と聞かれたので、
「いえ、今は求職中で障害者福祉の仕事探してます」と返答したら、
「実はあれから独立しまして、今求人募集してるんですけど良かったらうちで働きませんか?」と誘われまして。
最初は介護からは足を洗ったので「いや~身体介助で腰壊したので介護に戻るつもりはないんですよ。」って断ろうと思ったのです。
ところが「うちは小さな有料老人ホームなので住宅と訪問がメインです、身体介助が必要な人は4人しかいないから腰にも優しいですよ、メインの仕事は居室の清掃と買い物支援くらいかな?」と悪くない話。
「給料や雇用形態はどうなってるんですか?」と聞いたら、
「ドラゴンさんなら正社員で試用期間3ヶ月、基本給の他に資格手当ついて、交通費全額支給、処遇改善手当も付くし、ボーナスは年2回、6ヶ月勤務したらお祝い金10万円出ますよ」と好条件。
でもさすがにすぐに飛びつくわけにはいかないので、「とりあえず会社見学させてください」ということで、話を付ける。
会社見学に行くと一応入浴介助があるにはあるけど、ほとんどの人は別契約のデイサービスでお風呂や昼メシは食べてくるので本当に居室清掃や買い物支援が多いらしい。
夜勤も唯一パッド交換をしなくてはならない利用者の定期交換と見回りで仮眠も取れるし、夜勤手当も出る、早出もあるけどドラゴンさんは車買うまでは早出は付けませんと本当に好条件。
休みも4週9休と休みが多い、これなら働いてもいいかな?となり、結局その場で内定となりました。
ただ、「私の場合障害者手帳を持っているので、障害者雇用で雇ってもらいたい、そうすれば会社に助成金も入るし、私も年末調整で控除があるので助かる」という話をしたらその条件で雇用するという事となったので交渉成立。
お仕事が決まりました。
仕事が割と楽で、正社員、待遇が良いというのは魅力ですが、一番は
「以前働いていた私を知っていて一緒に働いてほしい」という期待が嬉しいですね。
以前にも「出来る仕事」と「やりたい仕事」は違うと書きましたが、今回はまさにそれで、出来る仕事で期待されてるから仕事をする、出来るからやりがいにつながる、これが魅力だと思いますね。
これでもし、私が全然仕事が出来ない人間だったら声なんてかかりませんからね、私の仕事ぶりを知っていてのヘッドハンティングなのが嬉しいです。
というわけで今月の17日から介護の仕事をすることになりました。
就労移行支援事業所は14日で退所です。
なんであれ仕事が決まるのはうれしいですね。