Dragonfly40のBlog

主に障害者が就労移行支援に通う実情を綴っています。

就労移行支援168日目

就労継続支援A型とはなんぞや?

 

なんぞや?

今日は就労継続支援A型について触れたいと思います。

 

  • B型と何が違うの?
    前回同様大手サイトなどに書いてあることを引用すると、「雇用契約を結ぶのがA型作業所」となります。
    これは実は結構大きな差で、B型は雇用契約を結ばないので「工賃」でしたが、A型に関しては雇用契約を結ぶので「給料」です。
    なので雇用保険に入ります。
    他には社会保険などが引かれますし、所得税も対象となります。
    社会的に保障がありますが、その分惹かれるものも多いので、実は手取りは若干少ないです。
    ちなみに全国平均でA型の給料は70000円前後と言われています。


  • 実際何をするの?
    業務としてはB型とさほど変わりません、箱の組み立てとか造花作りとかの軽作業です、あと障害が軽度の人もいるので、PCのデータ入力などの作業をやっているところもあります。
    あと施設外就労と言うことでホテルのベッドメイキングだとか清掃などもやっているようです、詳しくはそれぞれの事業所へ問い合わせてみてください。
    作業内容の実態としては前回も説明したとおり、他企業と業務提携をすることで収益を上げないと亜要会社福祉事業だけでは業績にならないので、作業(と言う名の訓練)をすることで収益を上げることが目的です。


  • どんな人が利用しているの?
    これはかなり気になると思います、これは作業所にも寄るのですが、平均障害の度合いがB型よりは軽い人が多いです。
    何故ならば雇用契約により月の出勤日数や1日にの就業時間を契約で結ぶので、ある程度安定して出勤できることが望まれます。
    これが入所できるかどうかの大きな分かれ道となってまして、A型に入所するにはハローワークで紹介状を貰い、面接で合格しないとA型は利用出来ません。
    つまり誰でも利用できるわけではないのです。
    なので当然不合格になる人もいます、合格(内定)をもらってから市役所や区役所で受給者証を取得し、利用と言う流れとなります。


  • 実は問題点も
    実は表目にはあまり知られていませんが、障害者総合支援法の改定で2年ほど前に多くのA型作業所が閉鎖になりました。
    理由としては訓練費給付に不正があったり不正な申告をしたりしていたからなんです。
    現在残っている事業所はそういったことはないはずなので問題ないと思いますが、近所にあったA型作業所が突然潰れたりしていたら、原因はそれだと思ってください。


  • まとめ
    就労継続支援A型はとにかく幅が広いです、就労移行支援から流れてくる人もいるし(2年で就職できなかった人)やB型からステップアップしてくる人もいます。
    なのでいろんな人が多く、肌に合わないって人もいるかと思います。
    なので見学や1日体験、職員の説明をよく聞いて決めてください。
    その上で面接し、納得して利用するのが一番かと思います。
    なかなか難しいかもしれませんが、利用期間に定めはないので働けるだけ働けるので、障害年金と併用で稼ぐには悪くないかと思います。