Dragonfly40のBlog

主に障害者が就労移行支援に通う実情を綴っています。

就労移行支援156日目

実は先日あったことなんだけど。

利用者の中にまだ3ヶ月しか在籍していない利用者が、事業所を通さないで無断で就活して注意されていた。

内容としては、生活リズムもまだ整っていない時期でありながら、訓練も半ば途中であるにもかかわらず、気持ちだけが先走って合同企業説明会へ行ったり、ハローワークで一般求人(しかもクローズ)の紹介状を貰ってきてしまって、結果書類選考に落ちる、というもの。

まぁ当たり前といえば当たり前の話しだし、まず無職期間何をしていたのかを当然聞かれる、履歴書にも書かなくてはならない。

でもまさかクローズ就労で「障害者就労移行支援に通っていました」とは当然言えない。

で、それがバレて注意されていたというお粗末な話。

 

就労移行支援に通う人というのは生活が困窮している人は通ってはいけない。

何故ならばすぐに就労出来るわけではないからだ。

まず一般就労可能な生活リズムを作って、仮に週休2日だとして週40時間(1日8時間)は働ける生活リズムと体力を養わなくてはならない。

さらに就労に向けてPCスキルとかコミュニケーション能力とか訓練し、身につけて初めて就活の道へと進む、その間最低でも半年は必要であると思ったほうが良い。

 

そこから障害者求人や一般求人でもオープン就労可能である求人を見つけ、何度も書類選考や面接を繰り返しやっと内定に辿り着ける。

大変険しい道なのだ。

元々健常者でも就職困難なこのご時勢、特に障害者は社会経験が浅い人が多いので、仮に就職したとしても今度は長続きするかどうかも問題になってくる。

そう言ったことを全て踏まえて、自分は就労移行支援でどんなスキルを身につけ、何の仕事がしたいのかというビジョンを明確にしておく必要がある。

 

まぁ注意された人は「行き急いでいる」って言われていましたけど、私もそう思いましたよ。