Dragonfly40のBlog

主に障害者が就労移行支援に通う実情を綴っています。

就労移行支援施設

本当は自叙伝を黙々と書いて時系列を明確にして行きたかったのですが、展開が思ったより早くなったので、書かざるを得なくなりました。

私は今年の抱負として「就職する」というのを挙げていたのですが、以前無職時代に「精神障害者手帳持ちが一人で仕事を探すのはもはや無理」というのを実感しまして、福祉団体や公共サービスを利用しないと無理だという結論に至りました。

実際、精神障害を患った人で手帳持ちの人がハロワのみどりの窓口で求人を探しても全然仕事がないって経験をした人は数多くいるはずです。

みどりの窓口に求人を出してる会社って「ハナから採用する気がない」とか「身体障害の人なら採用する」とかって企業が多く、精神障害者に関しては「仕事に来ない」とか「途中で休んだり辞められては困る」「職場はリハビリの場所じゃない」などと偏見で見られているので求人票で探すというのはほぼ100%無理です。

で、今年になってから「精神障害者向け派遣会社」とか「就職支援サイト」などを見ていたのですが、その中に「就労移行支援」というのを見つけました。

「就労移行支援」とは、国の支援制度で「障害者総合支援法」という法律の基に行われている支援事業です。

障害者支援法には「就労移行支援」と「就労者継続支援」の二つがあります。

就労者継続支援というのは俗にいうA型作業所とかB型作業所といった就職が困難な人に就労場所を支援するという制度です。

でも知ってる人は知ってますが、A型(雇用型)にしろB型(非雇用型)にしろ、とても社会復帰できる賃金ではありません、アルバイトの最低時給より安いです。

就労移行支援は一般企業への就職を目指す障害のある人に必要な知識やスキルを習得させ、就職へのサポートを行う制度です。

どちらも障害者手帳を所持し、就労意欲のある人へ向けた制度です。

なんでも全国に3323ヶ所もあるらしいです(2016年調べ)、CWは絶対教えてくれません。

で、国の制度なので基本無料です、私の調べたところは昼食が100円で食べられるというサービスまで!!なんとありがたい。

資格取得の受験料も国が支援してくれます、個人負担はゼロです。

精神疾患者や発達障害者が多いためコミュニケーションをどこの事業所も大事にしているようで、社会復帰へのメンタル面でのサポートを重視しているようです。

生活保護受給者の場合、後払いではありますが一時扶助で交通費は通った日数分全額出ます。

(生業扶助ではない)

これを利用しない手はないです。

利用する手続きですが、まず沢山あるのでネットで各事業所のサイトをくまなくチェックしましょう。

施設にはそれぞれ特徴があって、何に力を入れているか?を見ることが出来ます。

資格取得に力を入れているところはなんの資格が取れるのか書いてますし、コミュニケーション能力だけに力を入れているところは資格に関しては何も書かれていません。

ここは要チェックです。

次に気になる事業所が見つかったら電話かメールをしてみましょう、ほぼ全部の事業所が見学をさせてくれます。

見学で見るところはその事業所の学習環境ですね、例えばパソコンの資格が欲しいとかだとパソコンの台数とかテキストが充実してるとかソフトウェアとか。

質問すると必ず答えてくれるので疑問があればどんどん質問しましょう、まぁ鬱でハキハキ質問出来るかと言われれば難しいかもしれませんが。

で、その事業が良いかなぁ〜と思ったら、次に「1日体験」を勧めてきます。

1日の流れを体験して、長く続けていけるかどうかを体験するというものです。

鬱がまだまだ辛いとか、発達障害で勉強内容について行けないなど、ここで見極めます。

やって行けそうであれば、あとは区役所の福祉課へ行って「サービス受給者証」の申請に行きましょう。

区役所の福祉課でパンフレットを持って「就労移行支援を申請したいのですが」と言えばすぐに申請書を書くように言われます。

そこで「サービスを受ける事業所は決まってますか?」と聞かれるので、そこでパンフレットを見せましょう。

交付には約2週間くらいかかるらしいのですが、受給者証が無ければ通所開始出来ないので、この手続きは早いほど良いです。

もし運が良ければ面談担当の人がいるとその日に面談をしてくれます。

面談というよりは質問事項に30分ほど答えるだけです、就労支援に対して自分の病状のことなどを聞かれるので、素直に答えましょう。

あと場合によっては医者の意見書もしくは主治医の意見を聞くこともあるようですが、よほどの症状でない限り聞かれないようです(感情を抑えられずに奇声を発するなど、通所に影響がある場合など)

決済が降りると交付され封書で送られてきます、届き次第事業所へ連絡しましょう。

生活保護受給者の場合はその後保護課へ行きましょう、1日500円の収入が発生するので通所の旨を伝えます。

それと通所の交通費の件を話しましょう、一時扶助で後払いですが、通所した回数分全額支給されます。

後払いであれ交通費が全額支給はとても大きいです、交通手段で金額も変わるそうですが、多分最短での交通手段を指導されるでしょうね。

さぁ、これで準備は整いました、晴れて資格取得と就職に向けて頑張って通所しましょう。

ただし、ポイントが一つ。

通所の期間は2年までです、それ以上は通所出来ないのでそれまでに何か資格なりスキルなりを身につけましょう。

※個人的お願いです、通所が決まったのは良いのですが、着て行く服がありません。

Amazonほしい物リストに載せましたのでどうか買ってください。

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マジでよろしくお願いします(>人<;)