Dragonfly40のBlog

主に障害者が就労移行支援に通う実情を綴っています。

就労移行支援163日目

 今日は朝から雨、今日もやることが無く呆けていると、隣の席の利用者さんが久方ぶりに通所してきた。

 ところが顔に全然覇気が無く、汗だくで明らかに調子が悪そう。

 今月初通所なのだけど、聞くとず~っと調子が悪かったんだそうな。

 病院にも行ったそうなので、とりあえず午前中は頑張って昼で帰ることに。

 

 そういう私は今日もやることがなく、ネットで厚生労働省のページを見たりと眠たくなるような自習を繰り返す。

 そういえばインフォーマルサービスとかノーマライゼーションとか、介護でもやったなぁと思い出します。

 

 インフォーマルサービスとは病院や市区町村の福祉課、精神保健福祉センターなどの公的機関ではなく、民間で受け皿となる地域密着型のサービス。

 町内会などが良い例。

 介護ならグループホームなどを指し、障害者福祉だとB型作業所などが該当する。

 でもB型作業所は訓練の場であるので訓練の先には卒業もあるわけで、最終的には社会復帰を目的とする側面もあるので、作業所と言っているが実際には訓練なのです。

 

 ノーマライゼーションとは「当たり前のことを当たり前にやる」事を指し、介護業界では介助無しで出来ることを当たり前にやると言う意味で使う。

 これは障害者福祉でも同様で、「障害があるから出来ない」ではなく、出来る部分は出来るからやる、出来ない部分は支援してもらう、という「自助自立」の精神を指している。

 これは結構重要なことで、健常者の人が行なう支援と言うのは無知識だと行き過ぎた支援をすることが多い。

 例えばご飯は本当は時間はかかるけど食べられる人に食事介助しちゃうとか、入浴も出来るのに入浴介助をしてしまうとか。

 そうではなく「時間がかかっても出来る部分は活用しましょう、出来ないところは支援させてもらいます」なんです。

 だから介護職はサービス業ではなく専門職であり、利用者の希望を何でもやるわけじゃないんです。

 障害者福祉も同じで、「出来ることはどんどん伸ばす、苦手な部分は時間をかけて出来るように訓練する」なんですよ。

 これを理解していないと福祉の仕事って言うのは出来ないですね。

 まぁ利用者それぞれに「個別援助計画」ってのがあって、それを根拠に支援ってのは行なわれるので、個別支援計画に無い支援ってのは基本行なわれないことになってるんですけどね。

 介護の世界ではワガママな利用者さんのご機嫌取りで結構やっちゃってるところがあるようですけど。

 

 でも今一度制度のあり方ってのを復習するのは必要だよなぁと感じました。

 障害者総合支援法は明日やろう。